胃カメラ=めちゃくちゃつらい│イメージされている方へ
その気持ちすごくわかります。
私も最初は検査前の待合室で真剣に考えました。
「鎮静剤ありにしとけばよかったんちゃうやろか…」
「しかし、そんなつらい検査だったら、もっと医師から何か言われるはずやで」
「まあ死ぬわけじゃないし…」
「昔の仕事で経験した地獄に比べたらマシでしょ…」
などと、なぜか人生の最悪期と比較しながら自分を励ましていました。
そんな私が、通算12回、鎮静剤なしで胃カメラを受けた結果、出した結論。
つらいのは喉の通過時だけ。
そしてそれはずっとは続かない。
今日はその話をちょっと冷静に整理していきます。
最大の山場|喉の通過時(ここは本物)
偽りなく言います。
喉を通る瞬間は、今でも何度経験してもきつい。
カメラが喉に入っていくとき
「もう後戻りできない」という諦めと「本能レベルの拒否反応」が同時に襲ってきます。
体の反応は正直です。
*涙が出る
*「ウォェー」と2~3回の嘔吐反応(かなり体力奪われます)
*胃が押し返そうとする
イメージとしては、喉に中指を突っ込まれてそのまま待機されている感じです。
まあまあ地獄。
でも、ここで大事なのは時間です。
ピークは永遠ではない(体感と現実は違う)
カメラの喉通過は体感では1分以上に感じます。
でも実際は十数秒のレベル。
看護師さんに背中をさすられながら聞く
「ここが一番つらいとこやからね」
あれは本当です。
そしてカメラが喉を完全に通り過ぎると、世界が少し静かになります。
吐き気はゼロにはならないし、気持ち悪い状態は続きます。
でも「もう無理」から「まあ…いけるか」に変わります。
この変化を知っているかどうかで、恐怖の質がまったく異なってきます。
喉を越えたあとは「自分の内側観察タイム」
ここからは意外と冷静になれます。
胃の中をカメラが動く感覚があり、体の内側から棒で軽くつつかれる感じ。
痛みというよりは違和感です。
私はだいたいいつもここでモニターをガン見します。
自分の食道、胃、十二指腸の入り口などを見ていると
「ああ、これが自分の内側か」
ちょっと感動すらあります。
医師や看護師さんから見たら
「涙目になりながらも、妙にモニターを見たがる変わったやつ」
と思われているかもしれん。
でも正直なところ、この時間は嫌いではないです。
カメラを抜くときは無風に感じます
このへんのことを書かれているのは少ないと思いますが、観察が終了してカメラを抜くときは、あまり気持ち悪くないです。
理由はたぶん単純。
終わるから。
人はゴールが見えた瞬間、なんか強くなります。
そして検査が終わると私はだいたいこんなこと考えてます。
「やったー、あ~、お腹空いた」
「王将かな、どうしよ」
もう充実感と開放感に溢れてます。
検査終了後のお腹の張り
ここも、あまり語られてないかもしれません。
検査中、胃を見やすくするために胃腸に空気を入れられています。
これが地味に効きます。
調子が良いときは「ちょっとお腹が張ってるな」レベル。
でも調子が悪いとけっこうな腹痛になり、帰宅中に歩くのがしんどくなることもあります。
一晩もしないうちに回復しますが、水分混じりのおならになりやすいので注意しましょう。
検査が終わった高揚感から油断してはいけません。
喉のカメラ通過時のダメージは台風の瞬間最大風速
お腹のたまったガスは地味な不快感
こんなイメージです。
伝えたいことと誤解の解消
一番伝えたいこととして
回数を重ねると、恐怖は「未知」から「既知」に変わります。
喉がきついのは分かっています。
でもそれが終わることも知っています。
そして完全には慣れないけど、確実に順応します。
だからパニックになりません。
いまでは検査そのものより前日の空腹のほうがつらいです。
アルコールなし
ご飯少なめ
こっちの時間の方が長いです。
そしてよくある誤解を3つ
誤解①ずっと苦しい
→違います、ピークは短いです
誤解②鎮静剤なしの人はめずらしい
→鎮静剤なし受検して普通に終えて帰る人もたくさんいます
誤解③二度とやりたくなくなる
→私は毎年やっています、むしろ受けないと不安になるレベル
鎮静剤なしを選ぶ理由
なぜ鎮静剤を使わないのか
答えは単純で、なしでも耐えられるから。それだけです。
苦しければもちろん使うのですが、今はもう「たいして苦しくない」ラインにいます。
それよりも大きいのが、自分の胃を観察できるのがちょっと面白いのです。
せっかくのライブ中継を寝て過ごすのがもったいない気がしてしまうのです。
今の私にとって胃カメラはちょっとした達成イベントになっています。
イヤな行事というより、健康チェック+小さな試練。
そして終わった後の開放感は格別です。
もし、鎮静剤有無の選択で迷っている方がいればお伝えしたいです。
試練はひとつだけです。喉だけ。
そこは短時間で終わります。
自分の胃腸の中をライブで見て感じてみるのも刺激があって良いですよ。
そして終わった後は「やった、やりきった」と充実感、開放感に包まれてください。


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