私はこれまで胃カメラを12回受けています。
しかもすべて口からで鎮静剤なし。
この話をすると、たいていこんなこと言われます。
「なんで毎年そんなことするの」
「そんなに頻繁にやらんでもいいでしょ」
自分でも改めて考えてみました。
なぜ私は毎年のように胃カメラを受けているのか。
怖くないのか。
面倒ではないのか。
そこまでして得られるものはあるのか。
結論を言うと、もう怖さよりメリットのほうが大きいと感じています。
今日はその理由を整理してみます。
そもそも、なぜ毎年受けているのか
もともとのきっかけはピロリ菌検査が陽性だったことです。
人間ドックの血液検査で指摘され、医師から「一度胃カメラをしてみなさい」と言われ、特に深く考えずに検査を受けました。
すると、軽い逆流性食道炎もあったことから「今後はバリウム検査はやめて、胃カメラで定期的に見ていきましょう」と言われ現在に至ります。
正直、最初の頃は何も考えていなかったです。
言われたから受ける。
検査が終わったら「何もなくてよかった、ごはん何食べよかな」
その程度でした。
でも、回数を重ねるうちに、自分なりの意味が見えてきました。
メリット➀|直接見る検査だから情報量が多い
これが一番大きいかもしれません。
胃カメラは、直接目で見る検査です。
「怪しい影があるな」ではなく「実際の状態そのもの」を確認できます。
さらに胃だけではなく、胃までの通り道である食道、そして胃の下にある十二指腸の入り口までチェックしてくれます。
そして、もし異常が見つかった場合、その場で組織を少し切り取って詳しく検査(生検)することもできます。
これはかなりすごいです。
胃カメラという名前ですが、実際にはその周辺まで含めて目視でチェックしてくれるので、個人的には費用対効果がかなり高い検査だと感じています。
テレビなどで胃がんや食道がんの特集を見ていると、
「初期ではほとんど自覚症状がない」
「症状が出たときには、ある程度進行していることが多い」
とよく言われています。
そういう話を聞くと、この検査の有効性を改めて考えさせられます。
メリット➁|“異常なし”が積み重なる安心感
そしてもう一つ大きいのが、毎年の積み重ねによる安心感です。
毎年受けていると
今年も異常なし
去年も異常なし
一昨年も異常なし
この「異常なし」が積み重なっていきます。
この安心感は、想像以上に大きいです。
もし仮に来年、何か異常が見つかったとしても、毎年チェックしているので早期発見の可能性が高い。
そう思えるだけで、精神的な負担はかなり違うと思います。
もちろん100%の保証があるわけではありませんが、「定期的に確認している安心感」が普段の心の余裕につながってきます。
怖さより価値が勝つようになった
もちろんデメリットもあります。
毎回カメラの喉通過時はきついし、前日はお腹が空いてアルコールも飲めず、費用もそこそこかかります。
それでも、総合的に考えるとやる意味のほうが上回っています。
最初の頃は面倒くささや怖さが先に立っていましたが、いまは違う。
確認する価値
積み重ねる安心
生活改善への効果
のほうが大きいです。
友人の話
余談ですが、私にはいまだに胃カメラを一度も受けたことがない友人がいます。
私が「もう結構な年齢やし、一回くらい受けなあかんで」としきりにすすめても、
「いや~…」
「めんどくさいやん」
「しんどそうやし」
などと、毎回適当に逃げて真剣に考えようとしません。
そして「もし異常が見つかったら、さらに詳細な検査になって結果が出るまで怖いやん」などと言います。
まあ、胃カメラは皆イヤがるイベントですし、誰だって検査結果を待つ時間は落ち着かないから理解はできます。
ただ、さらに言い張る理由がなかなかのものです。
「中途半端に発見されて、長い闘病生活するくらいなら、いっそ我慢しまくって余命数週間くらいで見つけてもらったほうがええわ」
……いやいや。
それはあかんやろ。
彼の気持ちがまったく理解できないわけではありません。
「知らないほうが気楽」という心理は誰にでも少しはあると思います。
しかし、やはり早く見つけないとあきません。
友人の言うように、仮に余命数週間で見つかったら「もし数年前に検査をしていたら早期発見になって軽い手術で済んだのに・・・」と、後悔してもしきれない状況になるのが明らかです。
私を含め周りの人も不幸にしてしまいます。
検査というのは「怖いから避けるもの」ではなく、安心を手に入れるための確認作業のようなものです。
なので友人にも早いところ胃カメラを受けてもらいたい。
この記事を読んでいる方の中にも
「ちょっと怖いから先延ばしにしている」という人がいるかもしれません。
もしそうなら、ぜひ一度きちんと検査を受けてください。
たぶん終わったあと、私と同じように
「思っていたより大丈夫やったな」と思うはずです。
まとめ
胃カメラは、決して楽しい検査ではありません。
喉を通る瞬間はやっぱりつらいし、前日の空腹も地味にこたえます。
それでも私は、「確認しておく安心」は、思っている以上に大きいと思います。
毎年チェックしていれば、もし何か見つかったとしても早期発見の可能性が高くなります。
そして何もなければ、「今年も大丈夫だった」という安心が一つ積み重なります。
怖いから受けないのではなく、安心するために受ける検査。
今の私にとって胃カメラは、そんな存在です。
もし「いつか受けるんだろうな」などと思いながら先延ばしにしている方がいたら、ぜひ今年やってみてください。


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