私は40歳のときに受けた人間ドックでピロリ菌感染が見つかりました。
それまでピロリ菌の検査を受けたことはなく、名前を聞いてもピンと来ませんでした。
その後、胃カメラ検査を受け、1週間の治療薬による除菌治療を行うことになりました。
今回は、私が実際に経験した
*ピロリ菌が見つかったきっかけ
*除菌治療の内容
*治療後の経過
について体験談として書いてみたいと思います。
ピロリ菌とはどんな菌なのか
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の中に住みつく細菌の一種です。
感染していても自覚症状がないことも多いですが、胃の粘膜に炎症を起こし、胃炎や胃潰瘍の原因になることがあります。
詳しくはネットなどでたくさん書かれていますが、ピロリ菌の感染は胃がんのリスクとも関係していると言われており、そのため現在では除菌治療が広く行われています。
私自身も人間ドックで検査を受けるまで、ピロリ菌についてほとんど知識がありませんでした。
人間ドックで突然ピロリ菌を指摘される
40歳のときに人間ドックを受けました。
そのとき、病院側が血液検査の中でピロリ菌の検査もしてくれていたようで、結果説明の際に医師からこう言われました。
「ピロリ菌が陽性ですね」
それまでピロリ菌検査を受けたことはなく、突然の話で戸惑いました。
当時はなぜ急にそんな検査をしているのかもよくわかっていませんでしたが、後から聞いた話では、その頃はピロリ菌の除菌治療が保険適用となり広く行われるようになった時期だったそうです。
その影響で、人間ドックでも検査されるようになっていたのかもしれません。
ただ、そのときの私はピロリ菌についてほとんど知識がありませんでした。
説明を聞きながら「えー、そうなんや」くらいの感覚だったのを覚えています。
ちなみに「ピロリ菌」という名前を聞いたとき、なぜか水虫を連想しました。
理由をあとで考えてみると、昔、父親が水虫の薬で「ピロエース」という市販薬を使っていた記憶があったからだと思います。
もちろんまったく関係ありませんが、当時の私のピロリ菌に対する認識はその程度でした。
胃カメラ検査を受けることに
ピロリ菌が見つかったからといって、すぐに除菌治療という話にはなりませんでした。
まず医師から言われたのは
「一度、胃カメラを受けてください」
ということでした。
ピロリ菌は胃炎や胃がんの原因になることがあるため、まず胃の状態を確認する必要があるとのことでした。
そして後日、胃カメラ検査を受けました。
ちなみに私は 胃カメラは口から受けるタイプです。
検査の結果は
*逆流性食道炎
*萎縮性胃炎
があるとのこと。
ただし、ポリープや胃がんなどの深刻なものはなく、そのため、医師から ピロリ菌の除菌治療をすすめられることになりました。
ピロリ菌の除菌治療は薬を1週間服用します
除菌治療は、治療薬を1週間飲み続ける方法です。
私の場合は
*3種類の薬
*朝と夜の1日2回、約12時間おき
*1週間連続する
という内容でした。
一般的には 抗生物質と胃薬を組み合わせた治療だそうです。
副作用としては
*下痢
*味覚の異常
などが出る場合もあると説明されましたが、私の場合は特に副作用はありませんでした。
ただ、別の意味でつらかったことがあります。
それは お酒とタバコを控えるように言われたことです。
当時の私はタバコを吸っていて、さらに毎日ビールを2~3缶飲む生活をしており、絶対禁止というわけではないようですが、除菌効果を高めるためには1週間の禁煙・禁酒は必要と伝えられました。
どちらか一つならまだしも、両方禁止は当時の私にとってだいぶショックでした(ちなみに現在タバコは止めて、アルコールは飲んでも控えめな生活です)。
薬を飲むこと自体は特に問題ありませんでしたが、この禁煙・禁酒の1週間が一番きつかった記憶があります。
毎日「ビール飲みたい、タバコ・・・」と考えていました。
除菌結果は呼気検査で確認
1週間の薬を飲み終えたあと、除菌成功したかどうか、すぐに結果がわかるわけではありません。
私の場合は 約1か月後に検査を受けました。
受けたのは「呼気検査」と呼ばれるもので、息を採取してピロリ菌の有無を調べる検査です。
検査自体はそれほど大変なものではなく、その数日後、医師から結果の説明を受けました。
結果は 除菌成功で、細かい数値などは覚えていませんが、無事にピロリ菌は除菌できたとのことでした。
「あぁ、よかったです」
と、顔では平静を装いつつ、心の中でめちゃくちゃ喜びました。
なんでも、保険適用で除菌治療ができるのは2回目までという話を聞いていたことや、今回失敗して2回目をやるとすれば、またつらい禁煙・禁酒をしないといけないという恐怖感があったからです。タバコとアルコールの依存性って恐ろしいですね。
除菌後に変化はあったのか
では、ピロリ菌を除菌して体調はどう変わったのか。
正直に言うと、はっきりした変化は感じていません。
胃の調子が劇的によくなった、というような感覚は特にありませんでした。
ただ、その後も私は毎年胃カメラ検査を受けていますが、今のところ大きな問題を指摘されたことはありません。
ピロリ菌は胃がんのリスクと関係すると言われていますので、そういう意味では将来的なリスクを下げる意味はあったのかなと思っています。
ちなみに、次回の人間ドックでは、念のためもう一度ピロリ菌検査を受けてみようかなと考えています。
再感染の可能性は低いと言われていますが、長い年月が経っているので一度確認してみるつもりです。
まとめ
私の場合、ピロリ菌は人間ドックの血液検査で指摘されました。
その後の流れは
*胃カメラ検査
*1週間の除菌治療
*1ヶ月後呼気検査で除菌成功
という感じです。
治療自体はそれほど大変ではありませんでしたが、個人的には 禁煙・禁酒の1週間が一番きつかった気がします。
これからピロリ菌の検査や除菌治療を受ける方の参考になれば幸いです。



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