大腸カメラは本当に痛いのか
「大腸カメラってやっぱり痛い?」
「鎮静剤なしでも大丈夫?」
これから大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受ける人にとって、いちばん気になるのはここだと思います。
わたしは毎年のように検査を受けています。そして毎回、鎮静剤なしを選んでいます。
鎮静剤を打ったほうが楽になるのは分かっています。それでもあえて使っていません。
今回は、検査中に感じたこと、リアルタイムでモニターを見ながら考えていたこと、そして検査後に気をつけることまで書いてみます。
なぜ鎮静剤を使わないのか
結論から言うと、リアルタイムで見ていないと不安だからです。
鎮静剤を使えばほとんど意識がなくなります。
苦痛も感じません、気づけば終わっています。
実はわたし、別件で「肺カメラ(気管支内視鏡検査)」を受けたことがあります。
胃カメラを細くしたような検査で、そのときは鎮静剤を使いました。
何も覚えていませんし、本当に楽ちんです。
だから「鎮静剤が楽なのはすごく理解している」状態です。
それでも大腸カメラでは使わない。
理由は単純で、耐えられる限り自分の腸の状態をその場で確認したいからです。
病変があればすぐ知りたい。一秒でも早く安心したい。
ただし、もうひとつ本音があります。
病院に「前回も鎮静剤なしでしたよね、今回もなしでいいですね」という聞き方をされるのです。
もし「鎮静剤どうしますか、やりましょうか?」と聞かれたら、「はい、お願いします!」と言ってしまう気もします。
強い信念を持っているというより、半分は流れでそうなっているかもしれません。
検査の流れ│直前と検査中と検査後
検査直前の作業
まず、検査台に左側を下にして横になると、肛門まわりに潤滑剤を塗られます。
そのあと、なにか器具を装着されます。実物は見たことがありませんが、感覚的には小さな漏斗のようなイメージです。
ここが地味に痛い。でも激痛ではありません。が、切れて痔にならない?と毎回不安になります。
今のところ問題は起きていませんが緊張する瞬間です(病院によってはこんな器具はつけないかもしれませんが)。
盲腸までカメラを入れる工程が山場
大腸カメラは、先端をまず一番奥の盲腸まで挿入します。
そこから引き抜きながら観察します。
奥まで入れるには、腸に空気を入れてふくらませながら進みます。
このとき、腸のカーブをうまく通れないと痛みが出るようで、検査医の技能に左右される部分が大きいと言われています。
カメラが進むにつれ、途中で仰向けになったり、片足を上げたり、体勢を変えていくのですが、今回は、あばらの下あたりで少し引っかかる感覚がありました。
痛みはありましたが、耐えられる範囲でなんとか大丈夫です。
そして盲腸に到達し、検査医から「いちばん奥まで来ましたよ、ここから引き抜いて見ていきますね」と声をかけられ観察開始。
モニターを見ながら感じる不安
ここからが精神的にいちばんドキドキします。
「もし病変があったら?」「ポリープが増えていたら?」
1年前に受診した際は、放置して大丈夫と言われた2ミリのポリープだけでした。
理屈では急に悪化する可能性は高くありません。
それでも不安は消えません。
鎮静剤を使えば、この時間は眠っています。でも私は起きています。
待つ時間が嫌いだからです。早く安心したい。それだけです。
検査中の緊張と、終わったあとの安堵
カメラを引き抜いていくときは比較的痛みはありません。
不安な気持ちでモニターに見える自分の腸内をガン見しながら、残渣も少ない気がする、変な色もしてない、ポリープもないな・・・などとあれこれ考えながら10分弱経過。
結果は昨年と同じ。心配のない2ミリのポリープのみでした。
ほかに異常はなく終了。
大きな痛みもなく、無事に終えられました。
検査後、看護師さんにベトついたお尻を拭かれている最中に、検査医師から特に問題はなかった旨の説明を受けます。
そして生検(腸内組織の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べる検査)もしなかったので晩ご飯は基本的に制限がないことも伝えられます(一部採取した場合は、制限されることがあります)。
よかった、うれしい、ものすごい安心感に包まれて検査室を後にします。
検査後のおならは信用してはいけない
ここから検査後の注意点ですが、検査中は大腸を空気でふくらませ、さらに洗浄水も使います。
この空気や洗浄水の量は、医師のやり方や技能による差もあるのかもしれません。
体感としては毎回違いますが、終了後はかなりお腹が張ります。
今回は今までで一番張りました。
検査室を出てから、トイレに駆け込み、水混じりのおならを数回、しばらくそれを繰り返し、いったん落ち着いたので着替えて帰宅することに。
そして帰りの電車の中でもお腹の張りは続いていますので、お尻まわりを慎重に意識しながらガスを出します。
ここは重要です。
検査後のおならは信用してはいけません。
腸内には自分の想像以上に洗浄水が残っており、空気だけとは限りません。
おならだと思っても、確信が持てるまでは必ずトイレへ行きましょう。
面倒ですが「何が出てもいい体勢」でガスを出しましょう。
詳細は省きますが、わたしは過去に一度ミスをしました。悲しい出来事になります。
これは本当に伝えたい注意点です。
鎮静剤なしは正解か?
鎮静剤なしは楽ではありません。
しかし、リアルタイムで確認できる安心感があります。
あと、私だけでしょうが、医師・看護師との一体感と終わった後の充実感があります。
そして鎮静剤ありは楽です。
当日に下剤を飲んでトイレを往復して看護師からOKが出れば終わったも同然です。
ただ、検査後は1時間程度安静にしないといけませんのですぐに帰宅できないことや、その日は車・バイクなどの運転はできないという制限はあります。
こうして考えると、鎮静剤なしの検査は、自分の精神面の安定のためだけにやっているようなものです・・・。
もし鎮静剤なしに興味がある方がいれば是非体験してほしいなと思ったりもしていますが、どちらが正解という話ではないです、自分の性格や不安の度合いで選んでください。。
大腸カメラは大変な検査ではありますが、病気の早期発見には非常に有効です。
受けて後悔することはありません。これから検査を受ける人が、少しでも落ち着いて当日を迎えられることを願っています。


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